医療採用面接に最適な面接官の人数は? 1人と複数の違い

面接官を複数にすれば公平な判断ができる、と考えられがちですが、実際にはそう単純ではありません。複数の目があっても、最後は声の大きい誰かの第一印象に引っ張られてしまう、という光景は珍しくないはずです。
01複数面接官の本当の効果
複数の面接官がいることの効果は、1人が見落とした点を別の面接官が拾えることにあります。臨床能力を見る面接官と、チームでの協調性を見る面接官のように、それぞれ違う観点を持つことで、評価の抜け漏れを減らせます。
02それでも起きる「引っ張られ」
複数人で評価しても、最終的な話し合いの場で、役職が上の人や声の大きい人の意見に他の面接官が同調してしまうことはよくあります。人数を増やすだけでは、この同調圧力は解消されません。むしろ、それぞれの評価を独立して記録してから話し合う、という手順を踏まないと、複数人にした意味が薄れます。
03機能させるための工夫
面接直後、他の面接官と話し合う前に、各自が評価シートに独立して記入することをおすすめします。先に意見交換をしてしまうと、後から発言する人がその場の空気に流されやすくなります。評価の一致点と不一致点を可視化してから議論することで、複数人で見る意味が生まれます。
ヒポくんメモ先に部長が「いいね」って言っちゃうと、その後の人がなかなか反対意見を言いにくくなるんだよね。先に自分の評価を書いてから話す、って順番だけで結構変わる。
04何人が適正か
人数を増やせば増やすほど良いわけではありません。多すぎると候補者にとって圧迫感が増し、日程調整も難しくなります。臨床面と組織適性の両方をカバーできる2〜3人程度が、多くの病院にとって現実的な規模だと考えられます。
05よくある質問
Q. 面接官同士で評価が大きく割れた場合、どう判断すればいいですか?
割れた理由を具体的に聞き合うことが重要です。単純な多数決ではなく、それぞれがどんな場面をもとに評価したかを共有することで、判断材料が増えます。
Q. 面接官の評価基準を揃えるには、何が必要ですか?
評価シートのフォーマットを統一し、事前に何を重視するかをすり合わせておくことが基本です。複数拠点を持つ法人であれば、拠点間で基準を統一しておくことも欠かせません。


