採用ノウハウ

採用ミスマッチのコストを可視化する、離職者1人あたりの損失試算

採用ノウハウ2026.09.30約5分で読めます
表計算ソフトでコストを試算する採用担当者の手元

紹介手数料の相場をもとにした早期離職コストの試算は、あくまで一般的なモデルケースです。直接採用で紹介手数料が発生していない場合や、病院ごとに人件費水準が違う場合は、自院の実態に合わせて計算し直す必要があります。

01モデルケースだけでは自院に合わない

紹介手数料の相場をもとにした試算(看護師で150万円前後)は分かりやすい目安ですが、直接採用が多い病院ではこの数字がそのまま当てはまりません。逆に、教育に時間のかかる専門病棟では、モデルケース以上のコストが発生している可能性もあります。自院の状況に合わせて計算し直すことで、初めて実感を持った数字になります。

02計算に含めるべき4つの要素

Check

ミスマッチコストを構成する要素

  • 採用コスト:紹介手数料、求人媒体費、採用担当者の人件費(工数×時給換算)
  • 教育コスト:研修・OJTにかけた時間を、指導者の時給で換算した金額
  • 欠員対応コスト:欠員期間の残業代・応援体制にかかった費用
  • 生産性ロス:独り立ちまでの期間、本来の生産性を発揮できていない期間の機会損失

このうち生産性ロスは正確な金額化が難しい部分ですが、独り立ちまでにかかった期間を目安として記録しておくだけでも、次の採用の参考になります。

03簡易計算式の例

採用コスト+教育コスト(指導者の時給×指導時間)+欠員対応コスト(応援・残業にかかった費用)、という3つを足し合わせるだけでも、生産性ロスを除いた実質的な損失額の目安になります。正確な統計を作ることが目的ではなく、次の採用判断の材料になる程度の精度で十分です。

ヒポくん

ヒポくんメモ完璧な数字を出そうとすると疲れちゃうんだよね。ざっくりでいいから、指導した時間と応援でかかった残業代を足すだけでも、けっこう説得力のある数字になる。

04数字にすることの意味

「早期離職が多くて困っている」という感覚的な訴えより、「早期離職1件あたり約〇〇万円の損失が出ている」という数字のほうが、経営層への説明材料としては説得力を持ちます。採用プロセスの改善やリファレンスチェック導入のような投資判断も、この数字があると議論が進めやすくなります。

05よくある質問

Q. 生産性ロスは、どう見積もればいいですか?

正確な金額化は難しいため、独り立ちまでにかかった期間を記録し、その期間の給与相当額を目安として扱う方法が現実的です。

Q. この試算は、経営層への提案以外にどう使えますか?

採用のどの段階(見極め・教育・配属)に一番コストがかかっているかを把握することで、改善の優先順位をつける材料としても活用できます。

その損失、入口の確認で小さくできます

ヒポチェックは、医療機関に特化したリファレンスチェックサービスです。入職前の確認を通じて、ミスマッチによる損失そのものを減らします。

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