病院の採用でSNS発信は効果があるのか

「採用ブランディングにSNSを使いましょう」と提案されて、ピンとこない採用担当者は多いと思います。実際、SNSでの発信が応募数に直結するかというと、そう単純ではありません。それでも取り組む価値がどこにあるのかを整理します。
01「採用ブランディング」という言葉が指すもの
採用ブランディングとは、単に自院を良く見せることではなく、どんな人が働いていて、どんな空気の職場なのかを、応募前の候補者に事前に知ってもらうことです。求人票や採用サイトが「条件」を伝える場だとすれば、SNSは「雰囲気」を伝える場という違いがあります。
02SNS発信のメリットと限界
SNS発信のメリットは、求人を探していない層にも自院の存在を知ってもらえることです。ただし、フォロワーが増えたからといって、それが応募数の増加に直結するとは限りません。認知を広げる効果と、実際の応募につながる効果は別物として考える必要があります。
03何を発信すべきか
整った成功事例ばかりを発信するアカウントより、現場のちょっとした「あるある」や、うまくいかなかった経験も含めた等身大の発信のほうが、読み手の共感を得やすい傾向があります。求人票には書きにくい、職場のリアルな空気感を伝えることが、SNS発信の本来の役割です。
ヒポくんメモきれいな成功事例だけ並べたアカウントより、「あるある」で共感してもらえるアカウントの方が、実は信頼されやすかったりするんだよね。等身大の方が、案外強い。
04注意しておきたいリスク
医療機関のSNS発信では、患者情報や院内の様子が特定される投稿にならないよう、個人情報の取り扱いには特に注意が必要です。また、現場のリアルな声を発信するにしても、特定の職員が不利益を被らないよう、投稿前の確認体制を整えておくことをおすすめします。
05よくある質問
Q. SNS発信は誰が担当すべきですか?
採用担当者だけでなく、現場のスタッフが交代で発信に関わる体制のほうが、内容にリアリティが出やすくなります。ただし、投稿前の確認フローは必ず設けてください。
Q. 効果測定は何を見ればいいですか?
フォロワー数やいいね数だけでなく、応募時に「SNSを見た」と回答した候補者の割合を追うことで、実際の採用への貢献度を把握しやすくなります。


