採用ノウハウ

医師の面接質問ポイント〜当直編〜 当直について何を聞くべきか

採用ノウハウ2026.09.10約4分で読めます
夜間の病院の廊下を歩く医師の後ろ姿

「当直、大変でしたか」と聞いて「大変でした」と返ってきても、それだけでは何も分かりません。当直をどう乗り切っていたかを知りたいのに、聞いているのは本人がどう感じたかという自己評価だけです。この記事では、当直対応力を実際に見極めるための質問の作り方を整理します。

01当直について聞くべき理由

厚生労働省の2019年の調査では、週あたりの勤務時間が60時間以上となる病院常勤医の割合が、脳神経外科で53%、外科で51%、救急科で50%にのぼりました。当直や緊急対応の頻度が高い診療科ほど労働時間が長くなりやすく、この負担への耐性やペース配分は、入職後の定着に直結するテーマです。

02自己評価質問だけでは分からない

「当直、大変でしたか」「体力的にきつくなかったですか」といった質問は、本人の主観的な感じ方を聞いているだけで、実際にどう対応していたかを教えてはくれません。同じ負荷でも「大変でした」と答える人もいれば「特に問題なかったです」と答える人もいて、その差が実際の対応力の差を反映しているとは限りません。

03具体的に何を聞くべきか

効果的なのは、直近1年でどのくらいの当直回数をこなしたかを数字で聞いた上で、一番大変だった当直の具体的な場面と、そのときどう対応したかを聞くことです。「大変でしたか」ではなく「どんな場面で、どう動いたか」を聞くことで、抽象的な感想ではなく実際の行動が見えてきます。

ヒポくん

ヒポくんメモ「大変でしたか」って聞かれたら、だいたいの人は「まあ大変でした」って答えるしかないんだよね。それより「一番大変だった夜、どうしましたか」の方が、その人の実際の動き方が見えてくる。

04自院の当直体制も正直に伝える

候補者に当直対応力を聞くだけでなく、自院の当直回数や体制も面接の場で具体的に伝えることが重要です。求人票の情報量が採用の成否を分けることは珍しくなく、当直に関する情報の非対称性は、入職後のミスマッチに直結しやすい部分です。

05よくある質問

Q. 当直経験が少ない候補者は、当直の多い診療科に向いていないのでしょうか?

経験の少なさだけで判断するのは早計です。当直中にどう相談・報告していたか、限られた経験の中でどう対応してきたかを具体的に聞くことで、経験値以外の適性を確認できます。

Q. 当直に関する質問は、リファレンスチェックでも確認できますか?

可能です。前職の同僚や上司に、当直中の対応や相談の仕方について聞くことで、面接での回答との整合性を確認できます。

当直での立ち回りは、前職の同僚がよく知っています

ヒポチェックは、医療機関に特化したリファレンスチェックサービスです。当直対応やチーム医療での働きぶりを、前職の関係者への確認を通じて把握できます。

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