採用ノウハウ

看護師の採用難易度は部署でどう違う? ICU・救急外来・産科病棟の場合

採用ノウハウ2026.09.19約5分で読めます
ICUのナースステーションで申し送りをする看護師

医師の採用難易度は診療科ごとの不足データが公表されていますが、看護師の場合はこうした統計が前面に出ることはあまりありません。ただ、現場の実感としては、看護師の採用難易度も配属先の部署によってかなりの差があります。

01採用難易度を左右する「部署の負荷」

看護師の採用難易度は、診療科そのものより、配属される部署の負荷によって差が出る傾向があります。ICU・救急外来・産科病棟のように専門性と緊張感が求められる部署は、経験者を採用しても、未経験者を育てても、院内の部署異動で埋めても、それぞれ別の理由で難しさが残ります。経験者はそもそも市場に少なく、他院からの転職を引き出すこと自体が簡単ではありません。未経験者は独り立ちまでの教育期間が長く、その間は現場の負担が増えます。部署異動も、一般病棟での経験だけでは対応しきれない専門性が壁になり、異動を希望するスタッフが少ないのが実情です。

02特に採用が難しい部署の傾向

ICUや救急外来は、急変対応の頻度が高く、判断のスピードと正確さの両方が求められるため、経験者でなければ独り立ちまでに時間がかかります。手術室は専門的な器械出しの知識が必要で、外部からの中途採用よりも院内異動での育成が中心になりがちです。精神科病棟は、患者との距離感の取り方や急な状態変化への対応など、他の部署とは異なる緊張感を伴います。

ヒポくん

ヒポくんメモ同じ「看護師募集」でも、配属先によって求められるものが全然違うんだよね。一般病棟の感覚でICUや救急外来を採用しようとすると、応募は来てもミスマッチが起きやすい。

03産科病棟・小児病棟のケース

産科病棟の看護師には、出産という一度きりの体験に立ち会う緊張感と、母子どちらの急変にも対応できる専門知識が求められます。小児病棟では、本人だけでなく家族への配慮も含めたコミュニケーション力が重要になります。医師側の産婦人科・小児科でも採用の難しさが指摘されますが、看護師側もこの2つの病棟は経験者の確保が特に難しい部類に入ります。

04育成体制とセットで考える

専門性の高い部署ほど、即戦力採用だけに頼るのではなく、院内での育成体制とセットで採用計画を立てることが現実的です。一般病棟での経験を積んだスタッフを、時間をかけて専門部署に異動させていく仕組みを持っている病院は、外部からの採用難易度が高い部署でも人材を安定的に確保できています。

05よくある質問

Q. 専門部署の経験者を中途採用する場合、面接で何を確認すべきですか?

急変時の対応や判断に迷った場面での行動を具体的に聞くことが有効です。前職での勤務ぶりを知る人に確認することでも、緊張度の高い環境での対応力を把握できます。

Q. 専門部署への配属は、本人の希望を優先すべきですか?

希望を尊重することは重要ですが、緊張度の高い部署への適性は本人の自己認識と実際の働きぶりが一致しないこともあります。面接だけでなく前職での実績も踏まえて判断することをおすすめします。

専門部署の採用こそ、1人の見極めを丁寧に

ヒポチェックは、医療機関に特化したリファレンスチェックサービスです。ICUや救急外来、産科病棟など緊張度の高い部署での勤務ぶりも、前職の関係者への確認を通じて把握できます。

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